2018年02月06日(火) 16時44分

市、地域医療充実メリット

　県がんセンター愛知病院の岡崎市への移管について、同市の内田康宏市長や岡崎市民病院の木村次郎院長らも五日に会見した。内田市長は「競合する機能を再編すれば、財政面の効果に加え、地域医療の充実にもつながる」と期待した。歯科レントゲン

　岡崎市民病院は愛知病院の東方八百メートルに近接。消化器系のがんはどちらの病院でも対応できるなど重なる機能もあるが、愛知病院は救急対応に制限がある。木村院長は「再編により、診療分野が充実し、医療スタッフが確保しやすくなるなどメリットが大きい」と指摘した。シェードガイド

　同市を含む西三河南部東医療圏（岡崎市、幸田町）では、集中治療を担う病床は将来的に過剰になる一方で、入退院を繰り返す高齢者やリハビリなどに取り組む患者向けの病床は不足する見込み。木村院長は「需要に合わせた病床数やスタッフの配置を進めたい」と話した。

　愛知病院で長年赤字が続いてきたことについて内田市長は「市に過度の負担がかからないように県と協議する。なるべく早く黒字転換を目指したい」と話した。

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